fstab と mount の違い
mount… コマンド, 一時的に作用, 再起動したらリセット
fstab… 設定ファイル, 起動時に自動でマウントさせるための記述
厳密には違うかもしれないが、通常使用ならこの理解でいいだろ、みんなごめん
fstab でマウントしたデバイスは umount を使ってアンマウントできない
f オプションで強制的にアンマウントできるらしいが、危険らしい
fstab の書き方
less /etc/fstab #fstabの設定を見ることができる
proc /proc proc defaults 0 0
/dev/hoge /boot vfat defaults 0 2
PARTUUID=hogehoge / ext4 defaults,noatime 0 1
# a swapfile is not a swap partition, no line here
# use dphys-swapfile swap[on|off] for that
UUID="hogehoge" /mnt/ssd ext4 defaults 0 1
1 列目…デバイス名
proc
,/dev/hoge
,UUID=hogehoge
,PARTUUID=hogehoge
デバイス名は後に説明する blkid で調べられる
気になる人は ↓ へ GO
2 列目…マウントポイント
/proc
,/boot
,/mnt/ssd
どこにファイルシステムを置くか決められる
/mnt
じゃなくて/media
を使う人もいる
3 列目…ファイルシステム名
proc
,vfat
,ext4
windows なら NTFD が、linux なら ext4 が主流らしい
proc は仮想ファイルシステムだし、vfat は virtual FAT らしいしややこしいから深入りしないでおくね
4 列目…オプション
defaults
,defaults,noatime
,defaults,nofail
defaults
はasync,auto,dev,nouser,rw,suid,exec,noexec
をまとめたものらしい
noatime
で linux がファイルアクセス時に記録するタイムスタンプatime
を無効化できる。膨大なファイルにアクセスするときに使える。普段使いならつけなくていい
nofail
でマウントに失敗しても boot する。ただのメディア用だったら基本これつけていいと思う。やらずに USB 抜いて起動すると、emergency モードに入るらしい。
参考:CentOS7 の/etc/fstab の nofail オプション(あるいは systemd)
5 列目…dump 対象
0
,1
バックアップの対象にするなら 1
しないなら 0
既存のproc
とかboot
でさえバックアップ対象にしてないから 0 でいんじゃね?
6 列目…fsck の設定
0
,1
,2
…
システム起動時にファイルシステムの検査と修復をしてくれる fsck の対象にするか設定できる。
0
なら対象外
1
なら 1 番目に検査,2
なら 2 番目 3
なら…と続く
重くなるから基本 0 で OK
mount の使い方
sudo mount -t ext4 /dev/sda1 /mnt`
mount -t ファイルシステム デバイス名 マウントポイント
個々の説明はもうしたしいいよね
df blkid
df… 現在使用中のファイルシステムについて調べる(マウントしたものを表示)
blkid… 使用可能なファイルシステムについて調べる(接続したものを表示)
df の使い方
df -h #hコマンドで単位がGBになって見やすくなる
df --total #totalで空き容量の合計が見れる
blkid の使い方
sudo blkid #現在のファイルシステムを調べて表示、こっちを使おう
blkid #管理者が行ったキャッシュを参照して表示、状況によって表示がでないことも
blkid -o list #見やすいけどPARTUUIDが見えなくなるのが気になるところ
おまけ
アンマウントのコマンド、umount の使い方
umount /mnt/hoge
umount /sda/hoge
マウントポイントでもデバイス名でもいける
どっちでもいいってのは便利でもあり、ややこしくもある
フォーマットのコマンド、mkfs の使い方
sudo mkfs -t ext4 dev/sda/hoge
フォーマットしてファイルシステムを作るコマンド
こちらはデバイス名のみ、当たり前か
パーティションを作る
fdisk /dev/sda
sda とか sda1 とかあるじゃん
sd は USB ストレージ
a は 1 台目のストレージ
1 は一つめのパーティションを表している
(Reposted from nozzlog, Written on 2020-12-04)